物語シーンの編集

「物語」シーンは、キャラクターの会話やナレーションを表示する、シナリオの最も基本的な構成要素です。

基本構成

物語シーンは、主に以下の要素で構成されています。

1. 背景画像: シーン全体の背景を設定します。
2. テキスト（会話ログ）: キャラクターのセリフやナレーションを順に追加します。
3. 完了時のアクション: 会話が終わった後の遷移先や、フラグ操作を設定します。

テキストの編集

画面中央の「テキスト編集」エリアで、ストーリーの文章を作成します。 以下の3種類のモードを使い分けることができます。

1. 会話 (Discussion)

モブキャラクター（立ち絵なし）や、プレイヤー自身のセリフなどに使用します。 「話者名」と「セリフ」を自由に入力できます。

2. 登録キャラ (Character)

「キャラ管理」で登録済みのキャラクターを登場させる場合に使用します。 立ち絵（表情差分）を選択できるほか、名前を一時的に変更（例：「？？？」→「アリス」）することも可能です。

3. ナレーター (Narrator)

話者名を表示せず、画面中央にテキストのみを表示します。 情景描写やト書き、モノローグ（心の声）などに適しています。

行の操作

各行の左側にある番号をドラッグすることで、セリフの順番を入れ替えることができます。 不要な行は、右側の「✕」ボタンで削除できます。

完了時のアクション (Transition)

すべての会話を表示し終えた後、次に何をするかを設定します。 画面下部の「完了時のアクション」エリアで編集します。

• 次のシーンID: 次に再生するシーンのIDを選択します。 これが設定されていない場合、物語はそこで終了してしまいます。

• アクション設定: このシーンを見終わったタイミングで、「変数を増やす」「アイテムを獲得する」などの処理を実行できます。 （従来の「フラグ操作」はここに統合されました）

ゲームクリア設定

物語のエンディング到達時には、「ゲームクリア処理」のチェックボックスをONにします。

• エンディングID: エンディング到達状況を集計するためのIDです（例: true_end, bad_end）。
• クリア時の称号: クリア画面に表示されるテキストです（例：「真実を知る者」）。
• クリア後のアクション:
  • トップ画面に戻る: タイトル画面に戻ります。
  • 外部URLを開く: アンケートフォームや特典サイトなどへ誘導できます。